ディープの怖さは残り400m残したときに来る爆発的な瞬発力。彼の走りを主戦騎手を務めた武豊は「走っているより飛んでいる感じだったんで。」という名言を残している。そんなディープが一躍有名になったのが、第二戦の若駒ステークス。最後方から抜け出して結果五馬身差をつけての圧勝したディープインパクトの姿は人々に衝撃を与えた。ディープインパクトはこの後衝撃的な記録を連発していくことにまだ知る由もなかった。今考えてみればこのレースが予兆だったのかもしれない。当時はそんなこと誰も思っていなかった。あるひとりを除いては…それが武豊だった。ステークスのレース前「すごいことになるから見ていてください」と対談相手に語っていたのだ。どんな時でも武豊が騎乗していたが、あの記録の裏役者は武豊だったのか・・・この後二人はさらなる挑戦をしていくのであった。


ディープインパクトのような馬はもう現れないだろう。かつての三冠馬シンボリルドルフでもディープインパクトには勝てないのではないだろうか。ディープインパクトの強さはまさに、神が操る生き物といわざるをえないだろう。ディープインパクトは無敗の三冠馬、21年ぶり史上2頭目の快挙となった。この時、実況していた馬場鉄志アナウンサーが言った明言はディープインパクト史に残る言葉となるだろう。「世界のホースマンよ見てくれ!これが!日本近代競馬の結晶だ!」は2005年のFNSアナウンス大賞を受賞した。まさに近代史に残る名馬、21世紀に残る名馬としてその名を刻んだ。ディープインパクトに並ぶ馬が現れたとしてもそれは記録にならんだだけであって、真の速さでは彼に勝てる馬はいないだろう。そのくらい強く、かしこく美しい勝ち方をしていた。

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  • 2006年12月24日、引退レースとなる有馬記念に出走した。ディープインパクトの最後の美を見ようと約12万人が動員した。オッズでは1番人気、終始安定した走りを魅せていた。ディープインパクトの最後の有馬記念はディープファンに感動を与えた。それは、一頭の馬が引退するだけの理由ではない。自分と同じ時代にディープインパクトを見れたことの対してみんな誇りに思っていたのだ。2008年1月9日には初産駒が鳥井牧場で誕生した(牝馬。母・ロングディライト)順当にいけばディープインパクトの子供が2010年には走る姿を拝めるわけだ。その子たちがディープの記録を破ることができるかどうかは、ベールに包まれたままである。